困ったときはツボ押し!(partⅠ 足がつったとき)

 最近夜中に寝てる時に急に足がつるって話をよく聞きます。「こむら返り」とも呼びますが、もしそんな事が起こったら急な痛みに本当に泣きそうになりますよね?びっくりしてとっさにどうしていいのか?!わからない方、対応方法を覚えておいて日常からケアできるよう意識してみましょう。

そもそも足がつるのは体が休息を求めているサイン。主な原因は3つ。

  1. 水分不足(ミネラルバランスの乱れ)
  2. 筋肉の疲れ(老廃物の蓄積による血流悪化)
  3. 冷え(温度変化)

 つりやすい人は日頃から水分・ミネラルを多く摂るように心がけて、足を冷やさないようにすることが大切ですが、つってしまった場合は慌てないで①さすって、これからご紹介する②ツボを押して血流を促し筋肉の緊張を緩めてから③ストレッチすると痛みが和らぎます。自分でツボを押すときはヨガと同じように呼吸を止めずに、体の声をよく聞いて刺激を感じる、少し痛みのあるところを10秒くらいかけてゆっくり押すのがポイントです!

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 まずは④の承山。

アキレス腱から上にたどりふくらはぎの筋肉の盛り上がる手前です。椅子に座って足を組んで反対の膝でグリグリすると簡単です。

ついでに図にはありませんがさらに上にたどってふくらはぎの筋肉の一番盛り上がったあたりの承筋。少し痛いですがここもふくらはぎや下半身の血行をよくするツボです。

また表に回って③足三里。

ひざのお皿の外側の骨のでっぱりから、自分の親指の幅3本分を下がったところも効果的です。

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 また足三里のすぐ外側、出っ張った骨のすぐ下にある⑩陽陵泉。

また図にはありませんが足三里から手のひらの横幅の一番広い部分ほど下がった付近、すねの真ん中あたりにある条口。とっさのときにすぐ押せますね。

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 あとは足裏の③湧泉。

足の指をグーにした時に真ん中にできるくぼみも有名です。

他にもご紹介できないくらいたくさんいいツボがありますが、時間があるときにでも繰り返し押していると足全体が軽くなり、不思議と腰のあたりまで動きが楽になってきます。

 足の血流がよくなったらストレッチです。アキレス腱は長座で座り持てる方は足の親指を持って手前にひっぱると伸びていきます。反対に指を前に倒し甲からスネまで反るようにする動きと交互にゆっくり3〜5回、呼吸を止めずに行いましょう。また足首まわしも効果的です。

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 足がつったときの「特攻ツボ」をご紹介しました。また漢方薬は即効性がないイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」は漢方薬の中でも急な足のつりに即効性があるので、試してみてもいいと思います。ただ頻繁に飲むとむくみにつながるので注意が必要です。

 足のつりを慢性化させないために、つりやすい方はまず予防も大切!水分不足にならないように寝る前に多めの水分を摂取し、日頃からこれらのツボ押しとストレッチをこころがけ、寒い冬を乗り切りましょう!

これからも思いついたことをブログに書いていきますのでお楽しみに!

つれづれなるままに・・・

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