バカボンのパパから教わるヨーガの教え

「これでいいのだ」

 子供の頃からテレビで慣れ親しんだ「天才バカボン」、赤塚不二夫さんのアニメですが実はヨガの思想が背景にあるってご存知でしたか?

 ヨガの経典に『バガヴァッド・ギーター』、インド独立の父・カンジーが愛読したといわれる聖典があります。インドのサンスクリット語で、全知全能の神を意味する「バガバァーン」とは「バガ」を有した者という意味です。

(『バガヴァッド・ギーター』は、「バガバァーン」の「ギーター(歌)」と言う意味)

「バガバァーン」が中国に渡り漢字に翻訳され「薄伽梵(バギャボン)」(=仏教用語でお釈迦様の敬称)、よく聞くと「バカボン」に聞こえませんか?

 バカボンのパパは生まれるとすぐに、「天上天下唯我独尊」と言う有名なフレーズを語ったと描かれています。それは仏陀が誕生した時に七歩進んで始めて語ったのと同じ言葉です。つまり赤塚不二夫さんは、バカボンのパパを仏陀を意識して作った事がわかります。

 そして、バカボンのパパがいつも口にするセリフが、「これでいいのだ」ですよね?

赤塚不二夫さん公認のサイトによると、バカボンのパパは「「これでいいのだ!」を合い言葉に日々楽しく自由に生きる男。」とあります。

始めは気づかなかったのですが、ヨーガを学んでいくうちに進んでいく道が自ずと見え始め、今の自分に足りないもの、欠けている大切なものは「これでいいのだ」の一言で表せるのではないかとさえ思える気がします。

「これでいいのだ」は「ありのままの自分」を受け入れる、悟りの境地なのだと。

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 まだまだヨーガを学び始めたばかりのわたしですが、幸せになるためのヒントが実は子供の頃から身近にあったことを知りなんだか嬉しくなりました。

実は先日、先生から「バガヴァッド・ギーター」を頂いたのですがとても難しくて読み進めるのに挫けそうになっています。

「バガヴァッドギーター」の6章に、自分との関係性について次のように書かれています。

「自ら自己を高めるべきである。

自己を沈めてはならぬ。

実に自己こそ自己の友である。

自己こそ自己の敵である。

自ら自己を克服した人にとって、

自己は自己の友である。

しかし自己を制していない人にとって、

自己はまさに敵のように敵対する」

 どうやら自分に対する取扱説明書のようですが、自分を助けてくれるのも自分、 自分は苦しめるのも自分であるということのようです。

そして、この自分自身の束縛から解放されることこそが自分を幸せに導く唯一の方法となる。 すなわち、「これでいいのだ」ですね。

 自分の生活の中に少しでも「これでいいのだ」を増やすべく、日々精進したいと思います。

 

これからも思いつくままブログを更新していきますのでまた来て下さいね。

つれづれなるままに・・・

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